弊社のCX-5(通称姫号)は、紆余曲折の末最新のレーンキープアシストを装備した
スペシャルなCX-5です。

最近”ふと”思ったのが、MRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)の
下限速度はいくらだっけ?ってこと・・・
姫号(KF2P-3xxxxx 190PS)はすでにMRCCが全車速対応なので前車にくっついて走る場合は
自動で停車して、停車を保持し、前車が発進すれば”RES”ボタンで追従して上限180㎞まで
設定が可能です。

初期型のアテンザの場合は、車速が下がると約30㎞/hで解除され人間がブレーキを踏むことになります、
また、最高速度設定は115㎞/hまでとなっています。
この設定値に関しては、すでに解読して上下の速度は自由に変更できるようになっています。
(ただし、停車保持は不可)

前車にくっついて走行している場合は問題ありませんが、前車がいない場合はどうでしょう、
姫号をMRCCで走らせて、ステアリングの車速設定ボタンで設定車速を下げていくと、
最低速度は30㎞/hでした。

姫号に限っては出来ることはなんでもできないといけないので、
早速データを吸い出してきて、バイナリを眺めて多分これだよなってところを5㎞/hに書き換えてみました。

ATの場合クリープ現象で7㎞/hくらいは出てしまうので、
まあ、5㎞/hを設定するシチュエーションは無いでしょうけど、一応出来るという証明です。

MRCCを30㎞/h(純正)でノロノロ渋滞の場合
前車を追従して10㎞/hで走行しているとして、前車が右左折等でいなくなると
次のターゲットが見つかるまでMRCCが30㎞/hまで加速してしまいます。

ノロノロ渋滞の場合はアベレージスピードが低いため急加速するとびっくりするから、
最低車速を下げて欲しいという要望が兼ねてのCX-60ミーティングの意見で出ていました。
(ちなみにCX-60も最低設定速度は30㎞/hなんです・・・)

なるほど!そんな意見もありますかということで、先取りして実装してみました。