アテンザのATFを交換してきました。

167,570㎞走行時点です、前回交換時から30,000㎞くらい作業はディーラーさんに丸投げです。
ATFチェンジャーが、少し抜いて、抜いた分入れて…みたいな感じで半自動で上手くやってくれます。

アテンザのATF容量は8㍑です、今回は交換量を5㍑としてチェンジャーに設定して5㍑交換します。

ATFの交換については

1,今回のような上抜き
2,圧力を掛けて圧送式で、ほぼ全量を交換する。
3,下から抜く下抜き

などの方法があります。
各方法については一長一短があります、
というかATFを交換するかしないかという基本的なところで賛否両論があります。

煤清掃後に、お客様と同乗で試乗する際にも、
明らかに変速ショックの大きいクルマもありますし、
お客様よりの質問として
「ATF交換したほうがいいですかねぇ~」とか
「ディーラーに相談したら、交換しなくてもいい」って言われましたとか、
結構、深刻に悩んでおられる方もあります。

というのもオートマチックトランスミッションは、結構精密な機械構成で、
年々多段化して制御も複雑になってきています。
特に、バルブボディーと呼ばれる複雑怪奇な部品は油圧制御の要ですが、
内部が迷路のようになっていて、たしかにゴミでも噛み込んだら終わりです。

ATFを交換する際に、オイルパンに沈殿した金属粉などが、オイルの動きで舞い上がって
バルブボディー内に混入すると、かえって調子が悪くなる可能性があるので、
長期間交換していないATFを交換するのは”寝た子を起こしてしまう”博打的な要素があります。
(大袈裟)

僕のアテンザは当初より社長がタイミングを見てちょいちょい交換して来ています。
最近通勤コースのバイパスで速度が落ちて5速から4速にシフトダウンするところの
変速ショックが少々気になるようになったのが、今回のATF交換の発端です。
作業中にチェンジャーの透明なパイプ部分から抜いたオイルが見えるのですが、
メカさん曰く
「このくらいの汚れ具合なら、問題ないですよ!」って感じでした。

交換後は、5→4速変速以外の変速時もスムーズになった感じがします。

うちのアテンザ号は、「文鎮化」はしていませんが、
ブーストアップやら燃圧アップやら色々とファームを変更され、
その都度シャーシダイナモでリミッター無しの最高速まで回してますので、
かなりの「シビア・コンディション」です。
それでも、最近は大きなトラブルもなく頑張ってくれてます。
近いうちにエンジンオイル交換しておきます。