先日のFD3Sのベースアイドルの回転数の調整をするために使用した
スロットルボディのエアアジャストスクリュー(AAS)について
FD3S所有歴24年のボクも抜いたことが無かったので、
今回ネタも兼ねて抜いてみました。

上が抜いてみたところ、エアアジャストスクリューが入っていた穴も覗いてみました。

拡大写真

バイパスされたエアの出口

予想通りエアアジャストスクリューはキャブレターのパイロットスクリューと同じような形状で、
ネジにより出し入れすることで先端部がバイパスエアの通路に飛び出してエアの流量を調整しています。

抜いたアジャストスクリューの先端はそこそこ汚れていましたので、
積年のブローバイやタービンからのオイルミストが詰まってしまうのかもしれません。

バイパスエアの通路はそれなりに内径がありそうですけど、エアアジャストスクリューの
ネジはピッチの細かいネジの為、1回転戻しぐらいではさほど隙間が開いていないと思います。
ここが詰まってくることでアイドル時のバイパスエア量が不足してしまうのかもしれません。

今回は、会社でデジタルスロットルセンサーの調整用のスロットルボディのエアアジャストスクリューを
抜いてみましたが、実際にはスクリューにはOリングがついていて結構きつく嵌っていますので、
簡単には抜けません。

むしろ出口側から押し出してようやく抜ける感じですので、車上で外すのは結構困難です。

クリーニングをするのであれば、スクリューをできるだけ緩めておいて
パーツクリーナーやキャブクリーナーを吹き込む感じでしょう。
出てきた物質をエンジンに吸わせない様に、スロットルボディは外してからウエスでも受けておいて
作業しましょう。