昨年相談を受けました、
エンジンルームから高速で「カチャカチャ」音がすると、

空ぶかしでも音がするので、何かが共振している感じです。
タービン側から音がするので、フロントパイプの振動とか、
遮熱板のビビリとかが疑われるので、増し締めしたりしてみましたが改善せず。

お待たせしておりましたが、ようやく準備が出来たので
先日より預かっています。社長の見立てでは、
エキマニ内のツインターボの切り替えフラップが中で踊ってるんじゃないかって・・・

そんなことありますかね?
そこ交換する場合は、タービンまで外しての作業です。

疑り深いボクとゴリさんは、リフトで上げて下から観察してみます・・・
というか、「できれば簡単な原因で直ればいいのになぁ・・・」と希望的観察です。

ターボコントロールアクチュエータのロッドのところの遮熱板の組違いがあり、
組みなおしてみましたが、直りません。

それなら、アクチュエータ外して、ターボコントロールバルブを直接掴んでおいて
エンジンをレーシングしてみると確かに音が変化します。

残念な結果ですが、全部外すしかなさそうです・・・

すでに一度タービン交換されてから、イベントとRECHARGEに来るときにしか走っていませんので、
エンジンルームも綺麗です。
過走行車にある、ホースが千切れたり、冷却水路のパイプが錆て折れたりすることなく、
エキマニまで外せました。

外したエキマニと新品を比較してみます。

外すときに、赤矢印のところのボルトが折れました。
ゴリさんによると、ソケットを掛けて緩めたら苦も無く折れたようです。

新品はスタッドボルトが立っていて、ナットで締め付けるところです。
今回はボルトになっていて、かなりの締められていたのか、熱で焼き付いたようです。

ターボコントロールバルブのフラップの動作は特に問題なく、
見た目で大きな差は見られませんでした。

ターボコントロールアクチュエータも念のため新品に交換しました。

ゴリさんが、丁寧いに組みなおして、タービン載せました。

ターボチャージャーはとても重いので腰に堪えます・・・

何回もやりたくないので、間違いなく組み上げてエンジンが再始動しました。

冷却水のエアを抜きながら、空ぶかししてみました。
無事に異音は解消したようです。試走して問題なければ完成です。

こんなことも、あるんだって感じです。
エキマニ歪んでたのかなぁ~~???