FC3Sの後期型のECUは優秀です。
FD3Sと同様にダイアグノーシスも機能します。

点火タイミングもアイドリング時に自動的に
最適なリーン状態になるように自動的に調整しています。
ですが、何事も初期値が間違っていると、
すべてが間違ってしまいます。
イニシャルの点火タイミングは、
タイミングライトでクランクプーリー(エキセンプーリー)の印を
照らして、基準位置を調整します。
タイミングライトって何…ていう人はググってみてください。

しかし、車齢が30年を超えると、
新車の時にはよく見えたエキセンプーリーのマーキングも
かすれて見えなくなっていますので、エンジンの停止時に
マーカーでちょこっと色をつけておきましょう。
一目瞭然になります。

巷ではFC3Sのアイドル調整ではチェックランプによる、
スロットルセンサーのチェックが思い浮かびますが、
まずはECUによる補正をキャンセルして、
自力でのアイドルを基準値に合わせます。

これは、TAS(throttle adjust screw)で合わせます。

その後、チェックランプを接続して
スロットルセンサーの調整ネジで緑ランプが点くようにします。
ECUは正直ですので手順を間違ったり、
いきなりチェックランプをつないで緑点灯を追及したりすると、
ハンチングがでたり、負荷がかかるとエンストしたりします。

何事も基本が重要です。