今年初のFC3Sの作業が続きます。

前回のBlog

ラジエータ交換は順調に進んでいます。

今回樹脂製の純正サーモスタットパイプを弊社で販売中の金属製に交換するため、
取り外しました。
サーモスタット本体も交換予定でしたので、見てみたところ・・・

こんな感じです。少々違和感があり!!

社外サーモなのですが、ジグルピンがありません。
社外品で「71℃」と書いてありますので、ローテンプサーモです。
純正は「82℃」で開弁したと思いますので、
純正とは10℃ほど低い温度でラジエータにクーラントが流出します。

社外品なのでジグルがないのが正常なのかわかりませんが、
今回は純正に交換します。

お決まりの比較画像です。
ジグルの詳細は・・・ググってください。

ハード走行を繰り返す場合は、ローテンプも意味があるかもしれませんが、
通常の走行では、オーバークールになる可能性がありますので、
あまりお勧めできません。
自分のクルマでも以前、サーモのパッキンが劣化して閉まらなくなり、
常時ラジエータに冷却水が流れていたことがあるのですが、
水温が上がらず、コンピューターは低水温でチョークが効いた状態になるわ、
ヒーターが効かないので冬は寒すぎました。

エンジンは適正な温度で運転するのが効率が良いように
設計されていますので、やみくもに低いのも良くありません。

色々ありましたが、組みあがって
めでたくエンジン始動しました。

今回は純正と異なる、FDのサージが付いていますので、
FC3Sなのに「デジタルスロットルセンサー」が取り付けられます・・・

オーナさんがこの仕様をチョイスしたのは、
FC3Sのウィークポイントであるエアフロとスロットルポジションセンサーを撤去して、
パワーFCでDジェトロ化してメンテフリーと長く乗れることを目的とされています。
今回スロットルポジションセンサーをデジタル化することで、
さらに長寿命化に貢献できると思います。

明日から試走予定です。