FC3Sを車検でお預かり。

4年位前に当時手に入る純正部品を最大限活用して修理、レストアした一台。
その後全塗装して、去年だったか手に入る最大限の純正部品+FD3Sの部品も流用してエンジンも一から組み直した、お宝級FC3Sです。

車検は問題無く通りました。

今回気になるのは、ライト周りの錆、部品の劣化。エアコンの効きが悪い、風量不足…他
ライト周りは殆どの部品の供給が終わっています。
メーカーの復刻部品プロジェクトCLASSIC MAZDAで、光軸調整のスプリングは復刻しましたが調整ネジはまだ復活しません。

ライト周りは一旦全部分解して、ライトを受けている部分は再塗装し、
その他の部品は各メカが持っている最大限の錆取剤を投入してできる限り錆取りします。

エアコンについては、前回ガス漏れの点検やフロストスイッチの交換はしているので、
それでも冷えないということは風量不足ではないかと思われます。

この為、他のお客様でも実施済みのブロアモーター交換+エアダクトの接続部のシールのやり直しを施工。

前回作業して結構面倒だったので、今回はゴリさんに丸投げです。

そんなこんなで、作業前の風量MAXの風量が作業後の風量レバー中間くらいになりましたので、
風量はアップした模様です。
このクルマはFC3Sのほぼ最終頃のクルマですので、
まあ普通に考えると今まで手を入れていない場合は、どのFCも空気が漏れていそうです。
ダッシュ外す機会があればさらに深層まで作業できますが、他の部品が壊れるリスクもありますので
ご注意ください。

まあ、作業も大詰めでもうすぐ引き取りですよってときに限って・・・

「スペアタイヤが錆びてま~~す」

「え~雨漏りかよ~」
後ろから水掛けてみたら、ハイマウントストップランプのパッキンがヘロヘロでした。
一応、部品が来るまでの間ハイマウントのところに養生テープを貼って雨の日に放置してみたら、
他からの浸水は見られませんでしたので、パッキン交換してOKとなりました。

そんなこんなで、無事に納車しました。

手前勝手ながらエンジンの掛かりもいいし、振動も少ないし、えぇ感じでふけるんですよね~
まあ、ひいき目ですけどね。