吸気温センサーは、マニホールド内の空気の温度をセンシングしてコンピュータに情報を送っています。
その情報は燃料噴射量を決定するパラメーターの一つとしてコンピューターに送られています。
純正の吸気温センサーは新車開発当時に入手できたものをそのまま引き継いでいますが、
技術の進歩とともにセンサーのセンシング技術は大きく変化して、
高精度で高速に応答するものができてきました。
吸気温度の変化は、特にターボ車の場合タービンで加圧される分温度の変化が激しいので、
正確に検出することが重要となります。
制御の知識がなかった頃は、
剥き出しのエアクリーナーで吸気温を楽しみながら乗っていたころ…
渋滞で車速が遅く、エンジンルーム内は熱々で当然吸気温センサーにより、
燃料は絞られ空燃比は薄くなっています。
渋滞を抜けて、アクセルを踏み込むとブーストも上がり、
車速が載ってインタークーラーも仕事を始め、冷やされた空気が一気に入ってきます。
でも、従来の吸気温センサーでは応答が遅れ、燃料の補正が追い付きません。
冷やされた空気と、空燃比は薄いまま…たまらずエンジンは壊れてしまいます。
というようなことが、昔はありました。
そういえば、僕のエンジンがブローしたのも、社外のフルコンで
12月の高速道路のトンネルの中でした…
このセンサーによって、すべて守られるとは言えませんが、
安全領域が広がることは間違いないと思います。
交換にはインマニの脱着が必要ですので、
確実な作業のできる整備工場で行ってください。
なぜ20Bのは0.2-200ohmレンジなんだ、、、一桁違う。
20Bのエンジン吸気温度センサーは象鼻配管スロットルボディの手前にぶら下がっていますので
交換至便ですが、残念。
いつも、象さん外すときに
『ここに吸気温センサーか』と思っておりました。
あわよくばいけるかと思いましたが、ダメでしたか…
コスモは何でも別格ですから。