まあ、マツダがル・マンで総合優勝してから今年で30周年なのは承知の通りです。

NHKがプロジェクト・Xの4K版を最近再放送し始めたりして、
もしかして、あの松浦さんと寺田さんがスタジオでR26Bのエンジン掛けた神回が
再放送されるかと思ったらそうでもないみたいです。

変わって、我々がサポートしているMAZDA767Bについては1989年のル・マンに参戦しています。
1989年と言えば日本は昭和天皇が崩御して平成になり、僕も落ちこぼれながらなんとか学校を卒業して
社会人になり、Z32やR32 GT-Rが発売されるなどまだまだバブルのころです。

マツダもユーノス・ロードスターが発売され、僕が中古で買ったFC3S 1号機が新車で販売されたころです。

そんなこんなで、1989年のル・マンはどうだったかというと、
Wikiによれば

ザウバーメルセデスのV8 5リッターターボがトップで2位も同じくザウバーです。
3位はポルシェの3リッターターボ、4位はNAですがジャガーの7リッターと
超ド級のエンジンが勢揃いです。5位6位もザウバー、ポルシェのガチガチレースで
7位にMAZDA767Bが顔を出します。

エンジンの出力は、ザウバーが700PSに対して13J改改は630PSと一割減
ただし重量に関しては、ザウバーが890㎏に対して767Bが800㎏ということです。

元来、スポーツカーは軽くなくてはいけないと・・・
エンジンの馬力があっても、重ければ慣性モーメントも増えるし、
そうなるとブレーキもデカいのが要るのでまたも重量が増えるという堂々巡り。

そんなこんなですが、翌年には5㎞もある名物ストレート(ユノディエール?)が
途中のシケインで分割されるコースレイアウトになり、この年が直線番長の最後の年になりました。

クルマはもちろん直線番長ですから、フロントに邪魔なものはありません。
ブレーキメーカーのブレンボが要求してきた容量を確保するブレーキダクトとライトだけで、
ラジエーターもオイルクーラーもサイドレイアウトです。
これが787からは最高速寄りからコーナーもしのげるようにトレッドを増やして、
フロントラジエーターになってます。

しかし、この年は4ローター13J改改と搭載するボディデザインが見事にマッチして、
決勝では7位、9位、12位完走という栄光の年でした。

しかし、こんなに大事にしていた日本の宝物を・・・

ご存じの通り2015年のイギリスのイベントで・・・

大破させてしまいました・・・。

そんで、ご存じの通り、クラウドファンディングやら何やらで
修理しに行くわけですわ、兵庫から群馬まで何回も何回も・・・

まあ、一回ぐらいは許してもらえるだろうと・・・

思い切ってエンジンかけてみたwww

きっと、もう時効だと思います。マツダの人ごめんなさい。

1回目は失敗して掛け損なってカぶりましたwww。
プラグ全交換して2回目です。4ローターは全部に火が入るに時間が掛かるので、
2ローターの感覚でセル回すと掛かりません。
ほんで、アクセルが結構重いのとブレーキペダルが近いのでアクセルペダル踏みにくいのです。
(言い訳)

このことは、あの灼熱の夏の日に現場にいた人だけの秘密で、
僕も棺桶まで持っていこうと心に決めていましたが…

30周年なので、カミングアウトします・・・

でも、もっと大変なことが起こる予感がします・・・