先日、ご来店されたアテンザのセダン、ソウルレッドのピカピカに磨き上げられた、
マニュアルトランスミッション車です。
予め、電話で調子が悪く、エンジンチェックランプ点灯しているとのことでした。
EXHPRESS_DIF が21KPaとゴリさんも驚く数値です。
メーターのディスプレイには「DPF点検」が出ています。
数値上は、かなりDPFが詰まっている状況であると見受けられます。
おそらく、インマニの煤洗浄では解決しないと思われますが、
オーナー様に説明の上、インマニの内部も実際に見てみたいとのことでしたので作業開始
分解してみましたが、インマニやEGRクーラーは思ったほど詰まっていませんでした。
洗浄後再始動してみますが、やはりエラーコードが消えません。
P167B 燃料噴射学習未完了
P1905 チェック端子がアースされている
P242F DPF過堆積(許容量超え)
P2458 DPF過堆積(中)
P2463 DPF過堆積(大)
と、DPF関係が全部出ています。
排気圧センサーがエラーを吐くまでではないものの対策前の旧型でしたので対策後に交換。
差圧センサーの配管清掃、センサーを他車の物と交換。
他、考えられることを色々行いましたが、
物理的にDPFを交換するしかないという結論になりました
DPF関係でエラーが発生するとPCMはフェイルセーフで
DPFの自動再生を禁止したりしますので、走れば走るほど煤が溜まるばかりで、
今回の場合は強制再生のモードにも移行しなくなり、
DPFを交換するか、取り外して物理的に清掃するかしか手が無くなります。
全く残念な結果となりましたが、この事象に陥る原因が何だったのかが
イマイチはっきりしないので、釈然としない作業になりました。
エンジンチェックランプが点灯したり、システム点検の表示が出た場合は、
早めに点検して、正常な処置を取りましょう!!
走ることは走るので、放置して走り続けると修理代がかさむばかりです。
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