縁あって我が社に運ばれてきたBOSCH製シャーシダイナモ。
まあ、扱いについてはこれまでも群馬出張の際に
テクニカルオートワンズのかずちゃんとこで、
767Bのセッティングやった時に朝から晩までひたすら回し続けて
頭がガンガンして鼻くそまで真っ黒になるという、
負の記憶しかないものが、今 目の前に運ばれてきて自社に設置するという…
暴挙…マジ終わってます。
この人にこんなマシンを与えたら、鬼に金棒…違うわ…身から出た錆?
ご来店の皆様へ…
間違っても、”僕のFD何馬力ですか?”とか”僕のFCの実力が知りたいのですが”とか
言わないでください。
それはもう、地獄のパワーチェックスパイラルに巻き込まれて身包みはがれます。
いや違うわ、今日はそんな話でなく、ローラー式シャーシダイナモの仕組みでも
説明しようと思った次第です。
こんな感じで、ものすごい重たいウェイトローラーのついた
2軸のローラー上に駆動輪を乗せて一番速度の出るギアで全開まで回します。
そりゃ、初めて見るとビビるほどです。
各ローラーにはギアを切ったローターと、それを検出するピックアップがついてます。
まあ、仕組み的にはエンジンでいうクランクアングルセンサー、
車体でいうとABSセンサーみたいな感じです。
今回の機材では1パルスで約10cmくらい走る計算です。
各ローラーの間には、エレベーターがあって、
クルマの進入時はせりあがってタイヤが落ち込まないようにすると同時に
ローラーにブレーキを掛けて空転を防止します。
計測時にはエレベーターは下がってタイヤがローラーに乗るようになります。
エレベーターの上下はエア圧でメカニカルソレノイドバルブを電気的に
ON-OFFしてコントロールします。
計測結果の出力については、ワンスのシャーシの場合はMS-DOSのソフトから印字でしたが、
うちのは違います…X-Yプロッタです。

インクの付いたペンが記録紙の上を縦横無尽に走って、エンジンの出力を記録します。
余りにもアナログなので、ここはデジタルに置き換えます…というか、”デジタルかしなさいよ”という…ことです…
ここで、ソフト屋の井上さんに相談して(というか泣きついて)事前にオンライン会議で、
仕様を打合せして、ダイナモ設置後の予備実験開始です。
先ずは記念すべきテスト車両は…

うちの代車の軽トラ号です。床の仕上げが出てないので低い車はまだ入れません。
床に縛り付けられて、軽トラ号もこんなことになるとは…と不安気です。
テスト1回目、軽トラ号のエンジンが全開でローラーを回します。
しかし、データを記録するはずのパソコンは沈黙していたのであった…
つづく…
こんにちは
シャーシダイナモをデジタル化し、最新のコンピューターを搭載するシステムです。
例えば:
空燃比ラムダ、ターボ圧力、排気ガス温度を測定することができます。
完全な情報はこちらをご覧ください:
http://www.chassisdynamo.com
dynosystems@yahoo.com
情報ありがとうございます。