『マレリ、私的整理申請 車部品大手、債務減免へ』というニュースが流れました。
現在の社名は『マレリ』ですが、その前身は
『マニエッティ・マレリ』です。
会社のロゴ見て”ピン!”と来た人は、
イタリアンでちょっと旧車好きな方かな?
近年(2007年頃)は、フォーミュラ1の多数のメーカーにECUを供給したメーカーですが、
その昔は、ランチャやフィアットなどイタリアンなクルマの電装メーカです。
一方日本では、『カルソニック』という日産系の部品メーカーがありました。
スカイラインGT-Rが平成に復活して、グループAというレースカテゴリーで、
クールなブルーのカラーリングのボンネットに『CALSONIC』というロゴを纏い、
星野一義氏が連戦連勝した輝かしい戦歴があります。
僕がFD買ったときにR32GT-Rに乗っていた同級生がいるんだけど、
180km/h出しても片手ハンドルで運転できるぜ~って言ったとか言わないとか…
その後カルソニックは関東精器(カンセイ)と合併してカルソニックカンセイとなります。
日産系の純正部品を多く手掛けて、ずいぶん昔に日産純正ETCが多数オークションに流れて、
僕のFDのETCユニットはこのカルソニックカンセイ製なのであるw
その後時が流れて、マニエッティ・マレリとカルソニックカンセイは合併して
『マレリ(株)』となっていたのです。
ところが、ここ数日マレリの状況について良くない話が聞こえてきます。
なにやら経営不振で私的整理をして金融機関に債権放棄を依頼すると…
なんで、こんなことを長々書いているかというと…
なんと我々の大事なFD3Sの純正部品にも、
渦中のカルソニック製品が使われていた衝撃の事実!!
樹脂タンクの軽量ラジエーターがカルソニック製でした。
そういえば昨年ごろ純正部品がどうとか、こうとか噂は流れていましたが、
こんな結末が来るとは・・・おそらく純正ラジエーターは供給が止まるんじゃないかな?
そんな時は、弊社のARCラジエーターをどうぞご検討ください・・・というか、
我々も色々な部品メーカー様に頼って小ロットで部品を造ってもらえること自体が
ありがたい話で、『もう採算が合わないからやめるよ・・・』って言われると
そこで入手できなくなってしまいます。
純正部品に至っては、造ってもらえることが奇跡みたいになってきました。
古い車に乗り続けることについて考えさせられるなぁ~
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