週末でクルマが入れ替わりました。

エンジン交換したFD3Sは、バイパスを2日ほど往復して
始動性やら、液体漏れをチェックして、オーナーにお返ししました。
あとは5000kmきっちり慣らしをしてもらいましょう。
これまで、時間があれば鈴鹿サーキットを走り込んでいたオーナーなので、
「くれぐれも途中でサーキットに行かない様に」と釘さしておきましたけど・・・

1型TypeーXの車検も無事に通りました。
また、2年間で3000㎞しか走らない保管モードです。

今週のクルマは、一時抹消していた車の復活編です。
臨番でやってきましたので、先ずは車検の準備です。
冷却水の交換中にゴリさんが見つけてしまいました・・・
「電動ファンが、ラジエータに当たってるで~」って、そんなことありますの?

たしかに電動ファンの運転席側インペラだけがラジエータのフィンを擦りながら回ります。

「どうしてこうなった?」

ボスが溶けているの?

インペラに何かが噛み込んで止まったので、モーターが過熱した?

過去に、バッテリーののぞき窓のプラスチック窓が脱落してインペラに噛み込んだ例があります。
でも今回はエアクリボックス側のインペラです。
良くわかりませんが、事実は事実なのでモーターとインペラ交換です。
本当は全部交換が望ましいです。

新旧の比較です

どうも、オーバーヒート気味だったのか、ホースもブヨブヨなのでアッパーとロアホース交換です。

差し込み口にクーラントが結晶化していますので、綺麗に修正してから、ホースを取り付けてエア抜きです。

下回りは、触媒の遮熱板の取付ボルト周囲がひび割れてガタついているので修理です。
取付ボルトは緩めるまでも無く折れました(苦笑)

ネジを造りなおして、大きめのワッシャーで修理です。

無事に公道に復活できるのでしょうか??

もう一台は、クランクアングルセンサーの予防交換依頼です。

FC3S時代はエンジンのフロントカバーにギア式のアングルセンサーが付いていました。

FD3Sになってセンサーはフロントプーリーのスリットを読み取って、GとNe信号を発生しています。
どうして、こんな取り付け方になったのかなというような、変な取り付け方です。

二個のセンサーを一枚のプレートで抑えています。
しかもハーネスのロックを解除する爪がエンジン側の見えないほうを向いているので、
色々な工具を駆使して・・・手が入らね~

邪魔になる周辺の補機を外して・・・見えているのに手が入らない・・・

すったもんだして、交換完了。
手順を忘れてなかったら、次回はもっと早くできるはずw