先日は土用の丑の日だったようですが、世間に疎い僕は”うな重”を食べ損ねました。
こないだ突然電話があり、
セントラルサーキットでの走行会の帰りですがエアコンが効かなくなって
アイドリングも不安定になりこのまま帰れそうに無いので見て欲しいとのことです。
その日はピットも満車で、時間も遅かったので一旦はお断りしたのですが、
翌朝再度電話があってどうにも緊急なので見させてもらうことにしました。
事情をお聞きしますと・・・
数年前に一度弊社で愛車点検を受けたのですが、
エンジンのコンディションが良くなかったようで、
その後エンジンをOHされて、
先日ECOCPUを購入し満を持してサーキットでの走行会に挑まれたようです。

確かにエアコンの電磁クラッチが入りません。
また、アイドリングが不安定なのはエアポンプが止まっています。
ダイアグチェックではエラーは出ていないのですが、
最近コンピューターを交換してから…というのも気になるので
一応ノーマルコンピューターに交換してみましたが現象変わらず。
この時点で、車両側の問題と確定です。
あとは、電源関係からおさらいしていきますと原因発見!
ヒューズが飛んでました。
エアコンとエアポンプの電磁クラッチの回路は同じヒューズを通ってきてますので、
このヒューズが切れるとエアコンもエアポンプも止まります。
ヒューズが切れた原因までは分かりませんでしたので、
自宅までは様子を見ながらゆっくり帰ってもらうようにお願いしておきました。
メーター読みで17万キロを超えています。
エンジンはOH済みとのことですが補器類は手薄だったのかもしれません。
アイドルプーリーが表裏逆になっていて、ベルトが削れていたりしてましたので、
サーキットでの走行前には十分に点検してから望みましょう。
また、最近の猛暑です。高負荷での連続走行は車にも負担を掛けますので注意が必要ですのでお気を付けください。

念のため、お帰りの際に牽引ロープもお貸ししておきましたら、
後日、無事に帰りついた連絡と牽引ロープの返送と共に高級ウナギパイを戴きました。
そうです、こちらのお客様はウナギの国静岡県からのお越しでした。
みんなで戴きます、ありがとうございます。

>また、最近の猛暑です。高負荷での連続走行は車にも負担を掛けますので注意が必要ですのでお気を付けください。
昔から毎年7月から9月まではセブンのエンジンを掛けても、決して乗って出ない事にしております。
壊れる、もしくは寿命が短くなるだけですから。
さすがの気遣い、恐れ入ります。
涼しくなれば最終セッティングして、アクセルの制限が解禁ですね。