先日FC3Sの前期型のオーナーにご来店いただき、
愛車点検をさせていただきました。

まぎれもない前期型
コーションプレートは『FC3S-100000』代です。

もちろんナンバープレートも
『京都』ではなく『京』一文字で
数字は2桁です。
ワンオーナー車ではありませんが
登録から30年以上京都府内で
大事にされていたようです。

しかも、かなり初期型の
ロータリーナンバーボルトが
付いていますので、
過去のセブンデイに来て戴いているようです。

早速社長がタイムスリップしながら点検試乗し
改善点をピックアップしていきます。

先ずはクラッチスイッチ…
可動部が折れちゃって無くなってます。
純正部品の有無を聞いてみましたが無いので、
FD用のスイッチにFCの配線を移植して造ります。

アイドリングが少し高いので調整…

したいのでが、スロットルセンサーの
調整ネジの調整代がもうありません。
これ以上ネジを緩めると抜けてしまう
限界にきています…

スロセンは純正品がまだあるようですので、
注文して後日交換です。

この時代の13Bは、
アイドリングで空燃比を薄くして
(リーン・ベスト)
ガソリンの節約と
プラグのかぶりを防止しています。

調整方法はボンネットの裏面に、
シールが貼ってあります。

実に丁寧で分かりやすい(笑)

バリアブルレジスターで、
リーン・ベストの調整をするんですが、
すでにいっぱい一杯で調整代がありません。

ライトONやエアコンONで、
BACVがアイドルアップしようと頑張ってますが、
いまいち、回転数が上がりません。
健気すぎます。

今日のところはここまでです。
あとは、手に入りそうな部品を手配して、
仕切り直しです。

30年以上前に、突然先輩が買ってきて、
僕の目の前に登場した黒モールの前期型が、
また令和の時代に、僕の目の前に舞い降りた…
つづく…のか?