残暑厳しい折から…
今週はユーノスコスモからスタートです。
メーカーも想定外の30万キロを走破してます。

今回もオーナーによる、
修理献立表を基に作業の段取りをします。
いつも、オーナー様が
我々がサボらないように
時間を有効に使うため、
修理希望の一覧表が提出され、
我々は、修理分担を決め作業に入ります。

今回はファンベルトの交換も献立の
一つです。

時代的に、RX-7でいうFCからFDの
過渡期にコスモは生まれましたので、
随所にFCとFDで見たことあるような
部品が使われています。
ファンベルト等のベルト類は、
FC的なVベルトと、FDっぽいリブベルトが
混在しています。

カップリングファンのついている、
今回のコスモやFCは、
ファンを上手くかわしながら
ベルトを外さないといけないので大変です。
もちろん、作業は杉田メカですw

今回は、ドアの内装にも手が入ります。

そ~っと、トリムを外してみると…

外す際に壊さない壊れないように
注意して外します。

車齢が車齢なので、
替えの部品もありませんので
常に緊張の連続です。
(大袈裟…)

そこには、
「まあ、なんということでしょう~」

エッジを失って、
向こう側が見える純正スピーカーが、
堂々と鎮座していました。

お疲れ様です。
でも、ちゃんと音は出るようです。

スピーカーの交換は
次回の作業の献立に追加されました?

FDの純正と同じと思われる
スピーカーです。

30年経つとこんな風になるのですね

本題は、トリムの固定用の
ステーが脱落してビビるとのことで
元々のリベットで復旧も考えましたが、
相手側のボードの強度がすでに
確保できそうにないので…
強力2液性エポキシで施工します。

ついでに、周辺の同様のステーも
全部補強して、外れているクッション材も
補修します。

上のほうが一段落したら、
今度は下回りです。

こいつはすでに機能していませんが、
純正の排気管切り替え式純正マフラーが
まだ、ついてます。

しかし、その姿は少々残念です。
あちこちの遮熱板のステーが外れたり
折れたりして異音が出ています。

これも、我々の手にかかれば…

溶接機も投入ですwww

後ろのほうも、
板金したり、遮熱板切開して
分離した遮熱材の摘出や

スペシャルな、
サイクロンアースも追加製作

マフラー部分で朽ち果てていた、
純正アースのリプレイスですが、
もう、マフラーのフランジのナットが、
錆てボルトと同化していますので、
なめずにナットを外すのに一苦労です。

そんなこんなで、限られた時間内にできるだけのことをさせていただきました。

また、次回のお越しをお待ちしています。