前回、取り付けたRECAROのフルバケ(RS-G)ですが、
取り付けの工程を少し書いておきましょう。

簡単にいえば、外して入れ替えるだけです。

ただ、最近のクルマにはサイドエアバックもあるので、
キャンセラーでキャンセルしないといけません。
チェックランプが点灯すると車検がとおりません。

先ずは、純正を外します。
シートのボルトが4本です。

何時ごろからか知りませんが、
シートの固定ボルトは、E-TORX(E型トルクス)になり、
E12というソケットが必要です。
最初から準備不足でしたが、会社にありました。

外して見るとこんな感じです。
いつも、小銭とか、お菓子とか、
無くしたものが出てくるのですが、
このクルマはディーラー中古車の為、
販売前に徹底的に清掃されたようです。

実際は、真ん中のデカいコネクターを外さないと
シートは外れません。
最近はシートにもエアバックやスピーカーやヒーターや
ベンチレーターが付くので配線が大変です。
このデカいコネクターで全部まかなっているのですが、
外し方は写真の通りです。
①白いロックを細いドライバーで引っ張り出す。
②コネクタの爪を押すと外れます。

シートベルトのバックルを移設しないと
いけないので、
カップラから配線を抜き取ります。
こちらも、マイナスドライバーで
ハウジングの爪を起こして抜き取ります。
指をぶっ刺さない様に気を付けましょう。

バックルを外してシートから配線を抜き取ります。

シートが破れていましたので、
前もって穴を繕っておきます。

シートの表皮は、
座面のクッションを全部外して
4カ所のベルトホールガイドを外し
シートの裏側にあるスプリングを外すと
表皮を締めているワイヤーが緩んで
フレームから外すことができます。

フレーム側はこんな感じです。
サイドサポートはウレタンがついてます。
体形が合わない人は、
この状態で「あんこ」入れたり、
抜いたりして調整しましょう

忘れていましたが、
エアバックのキャンセラーをなんとかしなければ…
そういえばゴリさんがくれたやつがありましたので、
適当に端子をつけて突っ込んでおきました。
本来であればエアバックのユニットの設定を
書き換えてキャンセルしたいところですが、
時間がありませんので、またの機会に…

レールにシートとバックルを
取付て、ようやく準備完了です。
シェルはFRPと思いますが、
軽く持ち上げれます、
さすがRECARO。

シートを積み込んだら、
バックルのコネクターを
はめるのを忘れずに。
あとはレールのボルトを締めて
スライドの具合を確認します。
ボクのクルマの場合は、
ボルトを締めるとレールの歪からか、
スライドが渋くなって
イマイチだったので、
後からワッシャーを入れて、
スムーズに前後するように
調整して完成です。

通勤快速号なのですが、少しずつコンセプトとずれが
生じているような気もしないでもありませんが…