クールステーができるまで…
(製作会社の裏話)

試作品を作成します。
取り付け寸法の確認や、穴位置の確認。

寸法の検討がついたので、
最大限面積の取れるヒートシンクを探しますが、
なかなか適当な大きさのものが無く、
探すのに苦労したとか何とか…

次は材質です。
純正風に機能とコスト重視で行くか
機能と見た目重視で、コストには目をつぶるか…

この場合、アルミのヘアライン仕上げとかも候補に上がりましたが、
今回はクロームメッキです。

異なる素材の金属同士の接触部分には、
「電蝕」と呼ばれる現象が発生する場合があります。
電蝕には水分が必要ですので、ECUの取り付け位置からすると
神経質になるほどでもないかもしれませんが、
せっかくですので、電蝕についての考慮もしています。

クロームメッキをすることで、鉄―アルミとするより、
鉄―クロム―アルミとなり各電位差が少なくなり、
電蝕に対しても有利になります。

色々と紆余曲折がありましたが、製品化することが出来ました。
取り付け位置の関係から常に目に入ることはありませんが、
見えないところにお金をかけるのが本当のおしゃれとか何とか…
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