火曜日に現地で仕事をするべくして、群馬県の”ガレージスターフィールド”まで出張してきました。
今回の目的は、FD3Sのフルタービン車のセッティングです。
タービンはTO4SとTO4Z。
今回は杉田メカも同行の為、これまでの様に”熱々のプラグを交換するとか”、”熱々のLLCのエア抜きをするとか”は彼の担当で、僕は横から見学です。

ですが、最終的には助手席でA/F計と周囲の監視役をすることになり涙目でした。
1台目は、スターフィールドで修行中の西原メカが丁寧に仕上げていますので、
比較的早めにセッティングの方向が決まって、走るうちに車の素性が読めてくると
データが決まるのも早いです。こういう時の社長は上機嫌で分かりやすい。

もう一台は、作業の都合で助手席が無かったので、「これなら乗れないじゃん!」と思ったのに、
「助手席探してきて!」と鶴の一声で、ササっと助手席が用意され…
マスターバックのアシスト無しの仕様の為、
動かし始めてすぐに「ブレーキが効かねぇ」というような絶望的な声が聞こえてましたが
昭和のチューナーに妥協はありません。

そんなこんながありましたが、無事に帰ってきてBlog書いてます。

珍しく今回は順調に事が運んだため、
少し余裕もありましたので、
ショールームの中をよく見てみましょう。

かなり、過密状態ですが
FD3S、コスモスポーツ、MAZDA767Bと
豪華に3台がひしめき合っています。

バイクも置いてありました。

1台はダビットソンです。
そんで、もう1台が…
DUCATI

PANIGALE V4S となっています。
ググると出てきますが、
パニガーレと読むようで、”S”がつくと
足回りが強化されているようです。
そういえばフロントフォークは
オーリンズカラーでした。
(ノーマルは日本のSHOWA製のようです。)

ボッシュ製の6軸慣性測定ユニット(6D IMU)を
中心にした最新世代(当時)の電子制御システムや、
ライディングモード設定(レース/スポーツ/ストリート)

一眼レフカメラでも5軸補正なのに6軸とは、
ライディングモードの切り替えスイッチは
左側のグリップにあるようです。

こっそり、クラッチを握ってみましたが、
劇的に軽かった…200PS以上あるのに、
まあ、普通に油圧クラッチです。
スリッパ―クラッチとなってましたので、
シフトダウン時に後輪がロックしそうな場合は、
クラッチが滑るようになっているんでしょう。

後輪は片持ちのスイングアームです。
昔ホンダもやってました。
タイヤ交換が必要な耐久レースなんかでは、
威力を発揮しそうですが…

イタリアンは見た目重視か…
たしかに”やる気”でカッコいい

ホイールのスポークや、
リアのショックの取り付け部も
スイングアームに合わせて
オフセットしています。

エキパイの取り回しが
またくにゃくにゃとエロい曲線美。

V4のレイアウトなので前方と後方の
エキパイ長を合わせるための処理なのでしょうか、
最近のエミッションの関係で
O2センサーもついてます。

ボディは、前から見ると
人面顔で怖い顔してますが、
後ろから見るとスリムなラインです。
この辺はさすがイタリアン、
見てて飽きません。

真後ろから見ると、
タンデムシートの間から
タンクが見えます…というか
こんなとこが空洞にしてあります。
普通はタンデムシートのクッションを
”パカッ”と外すと小さいながらにも
物入れがついてるんですが、
さすがにデザイン優先なのか、
300km/h出すための空力処理なのか
潔いです。

このぺったんこのシートですが、
こっそり触ってみましたが…
そりゃ、もう手触りが何とも言えない。
材質は何で出来てるんでしょうね~

そんなこんなで、現場からでした。