弊社都合で申し訳ありませんが、
12月中旬からピットの拡張工事で作業が中断します。
色々な作業をご希望の方にはご迷惑をおかけしますが、
ご了承をお願いします。

さて、そんなこんなで数か月お待たせしております作業をこなしていく週末です。
金土日曜の3連休でどこまでさばけるか~

赤のFC3SはVベルトとプーリーの交換、ブレーキ・クラッチフルードの交換で来店。
5年くらい前に初めてお越しいただいて、当時入手可能な部品を全交換しました。
その数年後には、エンジンが動いているにも関わらず、
その時点で入手可能な新品エンジンパーツにて、
新しいエンジンを一から組み立ててエンジン換装しています。

社長と若いメカたちが何を細工したのか知りませんが、
この新しいエンジンは、振動も少なくウルトラスムースに回ります。

お隣のFD3Sのオーナーも溺愛気味でよくご来店戴いていますが、
盗難防止の”アレ”の取り付けをご希望で、作業しております。

場所がないので、ボクはシャーシ室に押し込められて作業しています。

左の社長号と瓜二つなボディラインを持つFD3Sです。
惜しまれながら廃業されたM岡自動車の親父さんに頼んで造られたボディです。
今回はOBD2アダプタ+PIVOT OB MONITORの取り付け依頼です。
OBD2の診断コネクタを持たない旧車に、自前でCAN信号を出力するアダプターで
昨今のOBD2商品を動かしてしまおうという力業商品です。
本来はOBD2対応のレーダー探知機向けですが、
オーナーがまた人柱覚悟で買ってきちゃったのでなんとかしてみます。

当初は既設のDefi ADVANCEとの連携をご希望でしたが、
CAN信号のプロトコルの世代差なのかリンクしなかったので、
PIVOTの商品でテストしたところ、こちらは使えそうでしたので取付けました。

今回の目的はFD3Sでは通常モニターが難しい”吸気温度”をモニターしたいとのことです。

エンジンルームからの配線はフェンダー内を通してキャビンに引き込んでいます。
これがまた、もう大変でなんです。いつもは若いメカに丸投げですが今回は孤軍奮闘です。
配線は運転席からは見えない様に全部隠ぺい配線で、色々と気を使います。
一区切りごとに動作テストしながらなので、時間がかかりましたが上手くできました。

(表示部は最終的にオーナー様で取り付けてもらいますので仮付けです)

軽く試運転してみましたが、ブーストの掛け具合でみるみる吸気温度が変化して
なかなか興味深いです。

でも、並行してCX-8のイベントが行われていたり・・・おおいそがしです