ECO CPU-Vの下取りで入荷した基板ですが、
チェックしていた杉田メカが、
なにやら顔色の悪い部品がついていますということで、
色の悪い、なんとなく焼けたっぽい抵抗があるのを発見しました。

その抵抗を取り外して検査してみます。

赤印が取り外した抵抗

左側が問題の抵抗

それぞれの抵抗値を測ってみます。

導通すらありません

定格2.2Ωみたいなので、一応正常…

基板上で仲良く2個並んだこの抵抗の接続先は、
車上でも2個並んだターボプリとウエストゲートの
デューティソレノイドバルブのようです。

今回は、クルマに搭載する前に気が付いたので良かったのですが、
取付けていたらどうなっていましたでしょうねぇ~

ダイアグが出てフェールセーフに入ればいいのですが、
巻き添えで、クルマのソレノイドが壊れると大損害です。

クルマに原因があって、抵抗が焼けてしまったのかもしれません。
この場合は新しいPCMに交換すると、次々と交換したPCMが壊れると思われます。
恐怖の負の連鎖です。

コンデンサの交換修理は、古くなってきた基板の修理ではポピュラーになってきましたが、
抵抗の交換は聞いたことがありません。

この先、部品はどんどん減っていきますので大事に使いましょう。