表題はライトの種類です。

もっと昔は「シールドビーム」という、ライト本体と光るバルブが一体化されていて、
ライトが切れる=本体交換というのが当たり前でした。
たしかFC3Sの頃は純正がシールドビームだったような気がします。

僕が乗っていた平成元年式はすでに前のオーナーにより、
ライトユニットが交換され、普通にH4のハロゲンランプが使えました。

当時はそれでも暗かったので峠道では、タヌキやシカにぶつかりそうになることもあり、
もっと明るさを求めシビエやマーシャルのハイワッテージバルブ+大容量リレーキットや
ありえない大きなフォグランプ、対向車に迷惑なドライビングスポットなどを付けていました。

短時間の勝負であれば、HiとLowを同時点灯させる禁じ手もありましたが、
バルブが高温になりすぎて短命に終わるという一発勝負でしたw

FD3Sにモデルチェンジしてからもライトについては相変わらずハロゲンでしたが、
他車種においては、HIDライトにライトが移行していきました。
2000年頃に自動車用に採用されだした放電式のそいつは低消費電力で
昼間の様な白色の光源を持ち、慣れてしまうともうハロゲンの夕暮れの太陽光の色には戻れません。

先日気になる記事がYahoo Newsに出ていました。

5年間で約2300件】トヨタも車両火災に注意喚起! 多くはライト類交換時の取付方法に問題か

事例が偏った記事かも知れませんが、弊社へ入庫する車は元がハロゲンのため
HIDまたはLEDにライトを交換されている方の割合が高いので少々気になります。

現在ではLEDバルブに交換するのがハーネスも無加工で手っ取り早いのですが、
一時期HIDが大流行して、取り替えてそのまま使用されていることが多いです。
また、中古車で入手した当時からHIDになっていてそのまま使用されていることも
あります。

HIDは放電式の為、『バラスト』と呼ばれる昇圧装置がついています、
また、H4バルブの場合はHi/Lowへの切り替えも必要になり、
配線が色々と増えます。

取付時は両面テープでバッチリくっついていたバラストも
10年経つと剥がれてオイルクーラーの上に乗っかってる車もあります。
リトラクタブルが開閉するたびに配線が擦れて・・・

時々は点検しても損はないでしょう。

FD3Sの場合は、ライトと電動ファンのアースがフロントメンバーの
集中アースに接続されています。

左右にあるのですが、またここが錆サビのクルマが時々あります。
フロントバンパー外さないと見えないので外した時は点検しておいてください。
Vマウントとか前置きI/Cの場合はこの取付位置が移設されていることもありますので、
必要な容量が確保されているかも注意が必要です。

弊社でバンパー外した場合は、ご注文に応じてスペシャルアースを施工させてもらいます。
錆で不安定なメンバーでなくアースポイントから直接バッテリーに接続します。

ここまでやれば、電気的には安心でしょう。