FD3Sのエンジンマウントには右側だけ遮熱板がついています。
これは、ターボチャージャーの真下にあるエンジンマウントを保護するための物です。

熱害が激しいので、右側にはついていますが、温度の低い左側にはありません。

フルタービンにして取り付けスペースが無くなったり、
エンジンマウントをリジットにして熱害から関係なくなったり

『付け忘れたり?』して

ちょいちょい無くなっているクルマがあります。

しかし、ノーマルのエンジンマウントにはぜひともつけておきたい
このパーツですがすでに入手不可です。

今回入庫しているこのクルマにも案の定ついていません。

若者はエンジン交換後の仕上げで忙しいので、一番暇そうな僕がやっつけ仕事で造ってみることにしました。

適当な板厚のアルミ板を切り出して、
遮熱板本体と、取付の為のステーの部分を作ります。

純正は凹凸をつけてエンジンマウントをかわしていますが、材料が平板なので複雑な形状は難しいです。
ですので、マウントとタービンの隙間に上手く収まるように取付ステーの前後左右高さで調整します。

前側にはターボコントロールバルブのリンクがあるので、
ロッドの動きに干渉しない様に微妙に曲げを入れたりして、クリアランスを確保しています。
純正と比較して一回り大きくなりましたが、カットするのがもったいないので、
大きいまま取り付けてみました。

この大きさでも、遮熱板のみが単品で脱着出来るのでメンテ時に差支えもありません。

取り付けてみると、まあなんてことでしょう、自分のクルマにつけたいくらい(笑)

ボルトは安い鉄のボルトです、ステンのボルトもありますが、
水が掛かるところなので電蝕でボロボロになりそうですからあえて鉄にしてあります。
時々点検して錆びてきたらボルトやナットは交換してください。