先月の今頃は幸せでした…

家族の了解を取り付けて
資金を捻出し…

数年前から通い詰めて…

色々修理して、
最後の仕上げに、
I/Cとラジエーターを交換し
これでしばらく安心して走れる…

はずでした…

別れは突然訪れます…

フロントローターのアぺが
飛んで行ってます…

この場合、破損したアぺがローターとハウジングに噛み込んでますので、もう使えません。
エンジンはお釈迦です。使えそうなリア側と中古のハウジングとローターで直す方法も検討しましたが、
長い目で見るとお勧めできません。

お父さんの小遣いを数年分前借りして、なんと新品のエンジンをオーダーしていただきました。

代わりに、退職金で”あれしよう”とか”これも買おう”とかいう夢は消えました…

僕も経験しましたが、こういうブローの場合は、高速回転しているタービンに飛んでったアぺが衝突してタービンのインペラも傷ついています。
運が良ければ上手く通過しているのですが…世の中そんなに甘くはありません。

タービンを分解してみました。

案の定、”カリン♪”と逝ってます。
(ピント甘いですが…)

ほとんどの場合ペラ(インペラ)が飛ぶのは
外周に近いところで、インテーク側から覗いても
見えないところが壊れています。

このまま組むとエンジンは”さら”なのに、
ブーストが上がらないということで、
再度タービン交換という悲劇が起きます。
(経験談)

エンジンの補機の組み換えは、
若い2人に任して。
オヤジ2人で、ストックしてある中古タービンから
使えそうなところを合体させて1機造ります。

そりゃ元が中古なので、走ってみてどうなるかは分かりませんけど、
細心の注意を払って作業してます。

新品のタービンの費用は残業して貯金していただきましょう。

休み明けにはエンジン始動です。

分解したところ、このクルマは
ちょっと普通の仕様では使わないような
ビックスロットルがついていたり、
過去に結構色々やってましたねって
いうことが分かりました。