今日は、第1期スポーツタービンのお客様が、頑張って慣らしを終わらせてきたとのことで、
かる~くセッテイングでもやってみる…ということで、
強制的に助手席に座らされてログ撮ってます~~~涙目。

1回目
事前にオイル漏れとか基本的な点検を軽くして、スタート~~

先ずは3,000rpmくらいまでをゆっくり踏んだり、抜いたりしてフィーリングのチェック。
OKであれば、+1,000rpm位ずつ踏んだり抜いたり。
ブーストは2,000rpm位で十分正圧に入り、4,000rpmも回すと0.8㎏/c㎠くらいまで上がります。
今回は4,000rpm位で”カン!”と来たのでUターンして会社へ。

まあ、オドメーターが17万キロ超えてるので、
燃料系のくたびれ具合も気になりますので、オーナーとも打合せします。

なんと、驚きの燃料ポンプの交換履歴が記憶にないというオーナーのいい加減さ(笑)で、
速攻でFD用のポンプに交換です(中古)。
プレッシャーレギュレータやインジェクターも心配ですが、
この車両は触媒がすでに終わってますので、4,000rpm以上は回さない約束でそのまま行きます。

基本燃料噴射MAPは3,500~4,500rpmのブースト圧が上の方を増量します。

(画像はスタンダードのマップです)

点火時期も純正と比較したりして、進角の度合いを調整します。
ある程度、これまでのベースがあるので修正程度。

ここでも、
『ゼロブースト付近のパーシャルの部分は数値では進角しているけど、
実際は高回転の補正が入るのでここまでは進角しないよ…
キャブとデスビの場合のガバナーとかバキュームで進角させる感じ』…という昭和のアドバイスです。

やはり、徹底的にキャブでやりまくった裏付けに基づく経験値です。
まあ、この辺の論理的に整合の取れたセッティングが真骨頂ですw。

2回目の走行で今日のセッティングはバッチリ完了ですが、
カメラマンの不手際で全編ピンボケでしたので、アップは見送ります。

このハイフローは、純正に比較してかなりの燃料を必要としますので、
純正のデータで走るのはかなり危険です。
きちんとセッティング出来る専門家のもとで、取付・調整をお願いします。