絵の描き方は様々で、

きちんと基礎の工程があるようですが、僕の場合は独学、もっといえば我流なのでそういうのはよく分かりませんw

 

が、ここで一枚の落書きが出来上がるまでを追ってみます。

今回は昨日の金曜ロードショーで放映された「サマーウォーズ」にちなんだRX-7のイラストです。放映に間にあわせるために駆け足で描いたので粗は多いですが、また暇な時に修正をしていこうと思います。

 

※美術を習ったわけでは無いのであくまで素人の作業工程です。ツッコミはご勘弁をw

 

 

まずは下書き。

 

 

登場人物や配置、構図などはこの段階で確定します。

大体の絵描きの人は、描き出す前に頭の中でほぼ整理が完了し、あとはただ描き出すだけの状態になっているのではないのでしょうか?

正直、絵を描く時間よりもこの構図などを考える段階が一番時間を取ると思います。他の人からはぼーっと明後日の方向を眺めているように見えると思いますが……

 

 

その次に線画。荒かった下書きを元にシンプルな線で書き込みます。

今回は画面(カメラ)が引きのイラストなので、細かい部分は書き込まずデフォルメしていきます。

対象から距離があるのにも関わらずあまり細かく書き込みすぎると、全体のバランスが崩れてしまいます。一番見せたいものが際立つように取捨選択していくのが肝心です。

RX-7のような曲面の多いものは輪郭線を描くのが非常に困難です。着色の際の光彩を考えながら最低限の線で仕上げます。

 

 

細田守監督の作品は極めてシンプルな線で描かれています。基本的にシンプルな線ほど難易度が高いです^^;

残念あがら僕はデッサン力が低いので、こうして改めて見ると狂いが多いですね。

 

 

次に着色。原則、真っ黒は使いません。

案外、世の中に真っ黒なものは存在せず、青や赤など色味を暗くしたものが一括りに”黒色”と呼ばれます。

もちろん黒も使う場合がありますが、あるとしたらおそらくベンタブラックくらいじゃないでしょうか?

ベンタブラック……世界一黒い物質

 

 

同様にRX-7も塗っていきます。

 

 

背景の段階になった時点で放映15分前だったのでいそいで仕上げることに^^;

適当に明るめのグリーンとブルーをベタ塗りし、

 

 

駆け足でそれっぽい雲を描いたら完成です。

 

今回は作風に合わせて影を描き込まないので着色時間が短くていいのですが、ちゃんと描くときはもっと細かく塗り分けする必要があります。

 

またそれは次の機会にでも^^

 

その時はよろしくおねがいしまぁあすっ!