デザイン
元々は767Bピットクルー用の防寒着としてデザインされている。
767Bオーナーの星野氏を象徴する星型のボタンは、今回新たに型が起こされた。
貴重なマシンを傷から守る為に設けられた隠しフードの裏には、767Bを模したカラーリングを施した。
また、背中の裏生地はシルバーの生地を採用し、ピットスーツと同じロゴが刷られている。
ハンガーに掛けても映える、着物の羽織のような遊び心を仕掛けた。
こだわり
走行までの限られた時間と緊張感のあるピット内では、スムーズな動きが求められる。
服装が動きを制限しないよう、各部に配慮がなされている。
ピットスーツの上から羽織ることを考え、袖周りは余裕を持ったサイズ感となっている。
柔軟性に優れ、上質で滑らかなポリエステル生地を採用してるので、頻繁な脱ぎ着でもかさばらない。
ファスナーには革紐を通すことで、冷えきった指先でも上下しやすくなった。
見た目だけでなく、機能性も兼ねた一着なのだ。
てづくり
鮮やかなチャージカラーのピットスーツやキャップは、型が存在しないフルオーダーメイド品だ。
特徴的なアクセントの破線ひとつとっても、幅や間隔などはミリ単位で指定している。
そんなわがままなデザインを可能としているのは、広島にある老舗縫製工場だ。
培われてきた豊富な縫製技術で、極めて難しい仕上げも実現してきた。
2018年の豪雨で工場が甚大な被害を被る中でも、私たちの活動の為に常に力を貸していただいた。
Team 767B Hoshinoのグッズ売り上げは、チームの活動支援と共に工場の復旧支援にもつながる。
ぜひ、オーダーメイドという温かみに触れてほしい。